2008年5月12日に中国四川省を震源として起きたマグニチュード(M)7.8
(1週間後の最新情報でM8.0に修正)の地震は
私たち日本人が経験した地震の規模を遙かに超える広範囲に及んでいる。
1週間後現在で死者3万2000人負傷者22万人を越える大災害となった。
地震の強さもさることながら被害範囲も数百キロにも及び日本列島の
1/6が被害に遭った事にもなるらしい。
被災地までの道路事情も困難を極め重機類が入って行き難い。
また山間部でもあり山崩れによる被害も多く発生していると言う。
日本の国際緊急援助隊総勢61名が被災地に入ったが
強固なコンクリートとか岩盤の間に取り残された被災者を
救出する任務を主に想定した「都市型援助隊」が
もろい壁とレンガ造りの建物に対して100%力を発揮出来ない事は想像出来る。
しかし、ネットニュースで見かける様に中国の地元被災者が
「日本からハイテク機器を持ち込み援助に来てくれた」と感謝の気持ちで溢れ
精神的にも希望の持てる効果は十分にあると思う。
被災し拠り所を求める住民にとってさっそうと規律正しく精悍な救助隊の
姿を見た時どれだけ勇気付けられるか 阪神大震災を経験した私たちが
一番感じる所ではないだろうか。
数万人規模の軍隊で展開する救援と比べるとほんの豆粒にも満たない
各国の国際緊急援助隊ではあるが一人でも命を救いたい気持ちを伝える
意味合いは非常に大きなものであると思う。
文字通り「援助隊」である以上被災国の要請、指示に従って捜索地域の業務を行う。
全く初めての被災地へ入る事になり地理は勿論 文化、風土、言葉も違う。
地元の指揮系統が混乱していると作業に取りかかることも出来ない。
いくら援助隊が訓練していたとしても地元に一番詳しい案内役が居なくては
動けないないと思う。
次の被災地に向かった日本国際緊急援助隊の最新ニュースを見ていても
援助隊のはがゆさがにじみ出ているが、要請した側も初めての事であり
今後の課題として取り組まなくてはならない問題点なのかも知れない。
救援隊の第一陣が、がれきの中から母子の遺体を収容したとき
全員黙祷し敬礼を捧げた写真が大きく報道されていた。
日本では見慣れている光景ではあるが
もしかしたら命を救えたかも知れない隊員達の無念さがひしひしと伝わってきた。
(日本では一般的に合掌するが宗教的問題もあり黙祷、敬礼が
最も問題のない弔いの仕方だと思われる)
又、中国の人達にとっても日本人の命を大切にする心、国境を越え、人種を越え
置かれている政治体制を越え同じ人間として命の尊さは皆同じだと言う
連帯感が生まれたのではないだろうか。
一人でも多くの人が助かることを祈ります。